映画も観たし、どんなものだろうと興味はあったのだけど、本名で登録して学歴なんかもさらけ出すシステムだというから、ちょっと敬遠していました。しかし、とある事情(気になるバンドがmyspaceにページ持ってて、アカウント作らないと見れなかった、、)でfacebookにアカウントを作ってみました。
まぁ本名で登録したりするのは良しとしても、高校から現在の勤務先までばっちり書かなきゃいけない訳?
てっきりアカウント制御で公開範囲を選択できると思っていたけど、どうやら学歴や勤務先情報は誰にでもオープンの様子。
とりあえず嘘を書くのは嫌だから真面目に書いたけど、、完全に個人のCVですね。
これってソーシャルネットといっても、階級社会ネットワークっていう感じなのね、と納得しました。自分の職場や住んでる街は高学歴な人が多いし、年収も平均より高い人達ばかりだから、実生活で同じような社会的ステータス(学歴、年収、職業)の人たちの社会で過ごすのはとても快適だというのは重々承知しているのですけど、じゃあ例えば自分の職場の人が面白い人ばかりか?といえば全く逆で、実につまらない人ばかりです。あまり言いたくないけど、研究者の中には研究者っていう職業に就いている事に対して、ものすごい選民意識を持った人が結構います。そういうのは世間話をしているとすごくわかります。端的に言うと、研究者じゃない人たちを馬鹿にしたような物言いをするのですけど、それは話を聞いているおいらも同じ研究者だから同じ考えなんだろう、という安心感を持って話しているとしか思えません。でもそういう人たちは、普通のサラリーマンなどをしている自分の子どもの同級生の親などにはそういった選民意識は決して見せないし、逆に日本人的に謙遜までしていると思われます。特に夫婦で研究者なんていうパターンが最悪です。
世間的には研究職についている、というと頭が良い、なんて思われると思いますが(本音はともかく、大体の人が頭がよいんですね~、なんて言ってきますね)、実際研究で飯を食っている人間といっても、全員が賢くて素晴らしい仕事をしているわけじゃあありません。
俺流良い仕事の基準を書いておくと、ずばりオリジナリティと質の高さです。あるテーマがあってそれを研究している人がいるとした場合、他の研究者にその仕事が可能かどうかがawesomeかどうかの最初の基準です。誰にでもできる研究は、言ってみればドリル問題を解くのと同じだと思います。
研究のテーマや着眼点に対する評価の次が進め方というか料理の仕方です。こちらは少々テクニカルな部分も占めますが、正直この2点において及第点を与えられる研究者は本当に少ないです。特に最近は他人と同じことをやってせこせこ業績を上げないといけない風潮があるので、研究環境としては日本はダメダメになってきていると思いますが。
話が脱線してしまいましたがfacebookの件に戻ると、要するに経歴でネットでも知り合う人間を選別しよう、という、要するにハーバードの学生が三流大じゃなくて一流の大学の学生とお付き合いしたり結婚したいよね、っていう願望を見事に満たすためのツールなんだなぁ、って思いました。でも実生活で友達付き合いしていて楽しいのは決して高学歴な人たちではないですね~。
facebookみたいなので階級社会ごとに友達を作って、本当に楽しい友人ができるんだろうか?なんだか自分は疑問です。
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