olkbのplanck、4列48キーの直交キーボードですが、少し前にアメリカの通販サイトdropで購入したやつを組み立てたのでご紹介。dropは一部では有名ですが、グループ購入するタイプの通販サイトで、品物は常に販売されてるわけじゃなくて、入荷したときタイミング良ければ買えるという感じ。このplanckも人気のキーボードで、たまたま入荷してたので購入しました。
買ったのはDROP + OLKB PLANCK MECHANICAL KEYBOARD KIT V6 でMID-PRO-GREENのケース(少し高さが低いケース)に、オプションでケースとキーキャップを付けました。発送が遅いという話もありますが、自分の場合は何度か購入しましたがどれもFedexで1週間ほどで届きました。
箱が小さめで、一抹の不安(まともに使えるのか?)もありましたが、とりあえず開封してみると、アルミCNC製の綺麗なケースと基盤、プレート、ネジ一式、USB-Cケーブルなどが入っています。
他の人の開封動画とかを見ると、基盤がケースに収まってるのとかありましたが、自分のは黒いうすプチプチに入ってました。
組み立ては結構簡単で、dropの販売ページにある動画を見れば簡単に組み立てられると思いますが、自分が組み立てて気になったところとかを説明しとこうと思います。
まずはキーボードのスペースキーのレイアウトを決めなければなりません。
キースイッチ2個分のところがスペースキーの位置になりますが(QMKで変更は可能ですが)、おそらくPlanckの標準的なキー配列の2Uタイプにする場合、上の写真のようにキースタビライザーを取るつける必要があります。
開いている穴に爪をひっかけるだけなので簡単です。とりあえず動作確認の意味でも(書き込まれているキーマップがこれなので)、同じように取り付けるのがいいでしょう。
キットにはキースイッチが含まれないので別に用意する必要がありますが、自分は手元にあったKailh speed silverとCherry silent blackの二つで悩んで、少し押した感じの強いCherryにしときました。speed silverはまた別なやつで使います。キーは全部で最大48個あればOKですが、少し多めに買っておいた方がいいでしょう(取り付けに失敗したり、動作不良や故障時の予備用)。
組み立てはこの手の自作キーボードはだいたい同じだと思いますが、ます最初にPCBをケースにネジで取り付けて、次に金属製のプレートの4スミにキーを付けておいて、そのプレートをケースにはめつつ、4つのキーの足を正しくキースイッチのホール(2か所)に差してはめる、という感じです。PCBの固定方法は動画や紙の説明書にもありますが、写真のPCBとプレートの間に少し厚めのナットをハメて、プレートがぐらぐらしないようにする固定法と、そのナットは無しで組み立てる方法がありますが、打鍵したときの感じが違うのでお好みでいいと思います。
あと写真で見ると、黒い穴がキースイッチの足が刺さる部分です。結構ドキドキする作業ですが、プレートをケース、PCBとネジで固定が済んだら、残りのキースイッチを地味にはめていきます。キースイッチの2本の足がうまくPCBの穴にはまるように、キースイッチを軽くPCBに当ててグッと押し込む感じでやると間違いが少ないです。あと、キースイッチはハメる時にひとつひとつ足がちゃんと真っ直ぐになっているか絶対にチェックしてください。それから、キースイッチの向きにも要注意です。画像を見てもわかりますが、このPCBはスペースキー部分とその横の合わせて4個のキースイッチの取り付けが他のキースイッチの上下逆になっています。
地味に作業して無事にキースイッチを取り付けたら、キーキャップをハメる前に一度入力のテストをします。キー入力のテストは、それ用のアプリもありますし、Webサイトもあるので方法はなんでも良いですが、キーを押したときにちゃんと入力されるかテストします。もしも押しても反応なしなら、キーがうまくはまっていない可能性が高いので、一度引き抜いてチェックします。キーの抜き方は、専用の工具を使う方法と、マイナスドライバーでキーを止めている爪を軽く押して抜く方法があります。自分の場合、キースイッチが一個だけ反応せず、抜いてみたらピンが曲がってました。曲がった場合丁寧に直せば大丈夫ですが、無理やり直すとピンが取れたりするので注意です。
入力テストが完了したらキーキャップを取り付けます。QMKでキーマップを変える場合は、キーマップを変えてからハメた方がいいでしょう。
自分はとりあえずデフォルトのままで使うので、このような感じになりました。しかし小さい。
リアルフォースTKLと比べるとその小ささがよくわかります。持ち運ぶには良いかもしれないですが、軽くはないです(少し重量があった方が安定感があるのでgood)。
さて、planckですけど、小さいだけあってかなり使うのに慣れが必要です。しかも直交(オルソリニア)なキー配列は慣れないと非常に打ちにくい。。
日本語入力するのにはあまりお勧めできないかも、というか相当に使いづらいので、よほど欲しい理由がない限りは、普通にTKLの89キーあたりを買っておく事をお勧めします。自分も少し使って、すでに挫折しかけています。QMKで自分好みにキーマップ変更して、何か特定の作業向けにするのが良いかもしれません。
あとPCBの裏にはアンダーグローLEDが付いていて、PCと接続すると光りますが、この金属ケースの場合、全く目立ちません。もう少し光らせたい場合、ケースはアクリルのを選ぶか、planck用の透明っぽいケースを別に入手した方がいいかも。
所有すると満足感高いけど、実用性は結構低いです。