2021年5月22日土曜日

Odroid Go Super買うた

韓国のHARDKERNEL社が製造しているゲームソフトのエミュレータ端末の現時点(2021年5月現在)の最新機、Odroid Go Super(OGS)を注文して届きました。Odroid Go Superは見た感じ任天堂Switch Lite風の液晶画面とコントローラが付いたゲーム機ルックなハードウェアで、配布されているファームウェアをSDカードに書き込んでブートすると、UbuntuベースのEmulation Stationというゲームなどのエミュレーター総合環境が立ち上がります。

しかるべき手段でファミコンなどのカセットとか、光学メディアからゲームのデータを吸い出して、SDカードの通称ROMディレクトリに置けば、OGS上で動作するエミュレータソフトで遊べるというわけです。自分も詳しくないのですが、最近はPCの性能もあがったので、PC上では任天堂スイッチとかプレステ2、ゲームキューブあたりなら割とスムーズに動くらしいのですが、もちろんこのOGSではドリームキャストがギリギリ動作する(あんまりスムーズじゃない)程度みたいです。しかし、ファミコンとかスーファミなど古いカセット式のゲーム機のゲームはサクサク動くようです。そういう意味でレトロゲームを遊びたいような世界中の人に人気みたいなのですが、自分が購入したのはportといって古いPCのゲームが動いたり、OSとしてアンドロイドも移植されていたり、GPIOも付いていて開発環境も公開されているのでジョイスティック付きのハードとして面白そうだな、という点であります。まぁゲームのカセットを吸い出す環境は持っているので古いゲームソフトも動かしてみようとは思いますが。


さて、このOGSですが一般の小売店ではなかなか買えず(買えても転売されて高額になっている)、どうしても海外通販という形になりますが、自分は本家のhardkernelから買いました。

ODROID-GO Super Clear White – ODROID (hardkernel.com)

お値段は本体が$80で送料が$12位だったかな?合計で10500円位でした。ペイパルで支払う必要がありますが、hardkernelでアカウントを作成して、品物をカートに入れて支払い、と進めばペイパルでさくっと買えます。Fedexで1週間~2週間程度で届くと思います。トラッキングもできるので届くまで毎日チェックしていました。ようやく届いたのですが、Fedexの薄い袋に緩衝材なしで箱に入ったOGSが入れられていて、箱がぐっちゃり潰れていました。嫌な予感がしましたが、開封しても特に破損は見られずでした。



開封すると、スポンジ状の梱包材に本体がはめこまれ、上に薄い同じ素材のシート状の梱包材で全体を保護されていました。

画面には薄いビニールシートが貼られていたので剥がしてみたところ、普通に綺麗。ちなみに色はこの透明なのと任天堂スイッチみたいな感じのグレーのやつもあります。色の選択に関してちょっと悩みましたが、グレーのやつは手の跡がつくみたいな話をyoutubeで見てこちらのクリアにしました。

裏側を見ると、バッテリーとUARTポート(端子がついてない)があるのががわかります。


さらに、10ピンのGPIOポートが上側面に付いています。使う使わないは別に、こういうのが中二心をくすぐります。


基盤についたUARTポートを使うには、自分で端子をはんだ付けして穴を開けなきゃ無理です。
ただ、ケースを固定するのに使われているネジは普通のプラスネジなので、開梱は簡単です。

ざっと眺めて触ってみましたが、噂通りアナログスティックの操作感が最悪でした。これはスティック自体の動きが悪いというより、スティックの上の皿が若干小さいのに加えて、すごく薄くてエッジが鋭いので、親指で操作するとエッジが指に刺さる感じがして感触が悪いのが原因かもしれないです。カバー付ければ少しはマシかもしれませんが、スイッチ用に売られている奴がたまたまあったのでつけようと思ったら、OGSのスティックのサイズが小さくて合いませんでした。

あと、ABXYボタンもちょっと小さい感じで、他のボタン(何も本体に表示がないから、どれがどのボタンかよくわからない)の質感もあまりよくないです。$80なりの品質といった感じでしょうか?

マイクロSDカードのスロットも入り口から若干深い位置にホルダーがあるので、うっかりすると斜めに入れて大変な事になりそうです。


まぁ日本製のゲーム機に触っていると、どうしても2ランク位したの品質にも感じられてしまいますが、お値段が安いのでまぁアリかな、という感じです。ちなみにアナログスティックはVITA用のが交換で取り付けられるようなので、気に入らなければ交換もアリかもしれないです。

あと、本体の充電はUSB-C端子で行い、電源スイッチと音量の上げ下げボタン、ステレオジャック、それから外付けでUSBのWiFi子機を付けたりするためのUSB端子が付いています。
購入しても本体とUSBケーブルしか付属してこないので、起動用のOSなどはメーカーサイトからダウンロードしてそのイメージをSDカードに書き込む必要があります。SDカードはマイクロSDで、8GB以上が必要ですが、安いので32GB位を買っても良いと思います。規格はA1あたりが良いと思いますが、自分は手元にあったサムスンのEVO plus 128GBを使いました。
ブート用のSDカードの作り方は簡単で、メーカーサイトにはetcherというソフトを使うよう説明がありますが、評判がよくないので自分はWin32 Disk Imagerを使いました。
このソフトは名前で検索するといろいろなサイトがヒットしますが、このsourceforgeが本家なので、変な所のはインストールしない方が良いかもしれません。
さて、OGSのブート用イメージは2021年5月現在、v2.0,v2.1,v2.2がありますが、無難に一番新しいのを入れればいいと思います(v2.2)。ダウンロードしてきたOSイメージを解凍して、Win32 Disk ImagerでSDカードに書き込めばそれで起動用SDカードは完成です。特に問題なく作成できると思います。

電源を入れて起動すると、HardkernelのロゴのあとにSettingという画面が出てきて、そこでAボタンを押すと、こんな感じの設定用の画面が出てきます。

ここで色々な設定ができますが、一番最初にWiFiの設定をした方がいいです。上部のUSB端子にWiFi子機を接続しておいてから起動して、WiFiの設定画面で設定をします。
ちなみに自分は手元にあったバッファローのWI-U2-433DMSと古いですがプラネックスのGW-900Dは動作しました。5GHzの接続がOKです。



ちなみにTP-LinkのArcher T2U Nanoは動きませんでした。ドライバを入れれば動くかもしれませんが、最初は動作確認の取れているものを入手して使った方がいいと思います。

と、ここまで書いてきましたが、実はこの後とんでもないことが起きました。

電源を入れっぱなしにして、しばらく置いておいたら、画面がぶっ壊れていました。


とりあえずメーカーに初期不良で連絡して返事待ちですが、韓国に送料こちら持ちで送り返して、新しいのを送ってもらう形になりそう。メーカーがガン無視したらペイパルにお願いすれば大丈夫だけど、本来なら払う必要のない返品の送料を負担するのは何となく腹立たしい。。ハードのクオリティも低いみたいだなぁ。



次回、気がむいたらこの後の進展について書く予定。

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